(追記:無事に合格証も届きました)
受験のきっかけ
社会人になってから国内旅行が趣味となり、その流れで資格の存在自体は4~5年前から知っていました。
本業(セキュリティエンジニア)とはまったく関係ないのですが、だれでも受験できる資格だしせっかくなら取ってみたいなあという想いだけはずっとあって、最初は2019年に受験しようと思ってユーキャンの参考書だけ購入していました。
しかし、あろうことか当時の自分は申込みをするのを忘れてしまい、はやり病のご時世になってからはお仕事がかなり忙しくなり受験どころではなくなってしまって、そのまま時間が過ぎていました。
ただ、昨年転職して、ようやく自分の時間が取れるようになって少しずつやりたいことができるようになってきたということで、この機にチャレンジしてみることにしました。
学習方法と学習時間
学習を始めたのは7月からだったのですが、しんどい案件が終わって余裕ができた6月から取り組むべきでした。サボりました。
「まずは参考書を読みながらノートをまとめて、あとは3~5年分の過去問を何周もしながらノートを覚える」というのが自分の定番パターンなのですが、スタートダッシュが遅かったため、最初から過去問を解いて試験に頻出する要点だけ抑えていく、本当に試験対策のためだけの学習方法しか取ることができませんでした。
旅行業法/約款は、5年分の過去問を同時並行で上から1問ずつ解きながら、各分野ごとに実際に出題されたポイントだけノートをまとめていきました。
この分野は似たような問題が毎年繰り返し出題されるので、過去問演習をきちんとできればどうにでもなるのですが、逆に言うと過去問を繰り返し解かないとどうにもなりません。
本来であれば4~5周して知識を定着させたかったのですが、結局2周しかできず、本番当日も自信はほとんどありませんでした。
さらに、約款については特別補償規程、旅客営業規則、モデル宿泊約款、国内旅客運送約款まで手が回らなかったので、25問中5問が捨て問という最悪の状況でした。
国内旅行実務は、1年分過去問を解いて運賃・料金計算の考え方とその年に出題された観光資源について一通り知識を得てから、次の過去問を解くということをしました。
こちらは、5年分を1周した時点でおそらく本番も合格ラインには届くだろうという手応えはありました。
過去問に出てこなかった内容まで覚える余裕もなかったので(特に観光資源)、5年分を1周した時点で国内旅行実務の学習は切り上げて旅行業法/約款の学習に時間を割きました。
最終的な学習時間は、旅行業法/約款に30~35時間、国内旅行実務に10~15時間くらいです。
これは余談ですが、試験が午後からなので当日朝にがんばって詰め込みしようと思ってたのですが、前日に飲み会をがんばりすぎて体調が終わっていたので、結局会場についてから5分ノートを見直しただけでした。
…このブログにたどりついたみなさんは、私を反面教師にしてほしいです。
結果
旅行業法 :76点/100点
約款 :64点/100点
国内旅行実務:72点/100点
どの項目も決して高得点ではありませんが、まあこんな点数だろうなという想定の範囲内でした。
約款はかなり自信なかったのですが、奇跡的に大丈夫でした。よかった…
学習時間がほとんど取れなかったにもかかわらずまあまあな点数をとれたのは、だいたいの人が苦労するであろう国内旅行実務に割く時間が少なく済んだことに尽きます。
実家への帰省や国内旅行で、飛行機/鉄道/バス/フェリーに乗ったりあちこちに宿泊したりした経験がここで活きました。
所感
ふだん意識してこなかった旅行業法や約款、また全国各地の観光資源について広く学ぶ機会を得られた経験はすごくよかったです。
無事に合格して「趣味:国内旅行」と言うのにふさわしい資格をとれたので、今後飲み会か何かの話のネタにしていきたいです。
次のステップとして総合旅行業務取扱管理者の資格もありますが、完全に趣味の延長でやってるだけで旅行業に転職したり開業したりしようという目的があるわけでもないので、気が向かない限り受験する予定はないです。
それに、海外旅行に行ったことがないので(パスポートだけは持ってますが)、2科目免除されるとはいえさすがに総合のほうは学習時間をきちんと割かないと合格できないと思ってます。
これからも国内旅行を楽しんでいきたいと思います。
北陸新幹線が敦賀まで開業したら、ぜひ北陸旅行したいですね~。