2022年1月20日木曜日

Hyper-V上にEVE-NGをインストールして、インターネット接続できるようにする

新しい職場で勤務し始めて早2週間、これまで触ったことのないプロダクトを新しく扱うにあたり、ひたすらトレーニングにいそしむ日々です。
その一環で、自宅のサーバにEVE-NGをインストールして、その中でいろいろなインスタンスを稼働させてお勉強してみようと思い立ちました。
(会社の検証回線だけではどうしても柔軟に対応できないこともあるので…)

しかし、自宅にある環境はEVE-NGが公式にサポートしないHyper-V(Windows10 Pro)であり、インスタンスを無事に稼働させて、さらにインターネット接続するためにはいろいろと手を加える必要がありました。
インストールの詳細な手順はググればいろいろ出てくるので、ここではプラスアルファで必要な作業をメインに簡単にまとめてみます。


Hyper-V上にEVE-NGをインストールする


  1. 公式サイトにアクセスし、Free EVE Community EditionのISOファイルをミラーサイトからダウンロードします。
    https://www.eve-ng.net/index.php/download/

  2. Hyper-Vで仮想マシン(以下VM)を新規に作成します。VMの最小要件は以下の通りです。
    • CPU:4コア、Enabled Intel VT-x/EPT virtualization engine
    • RAM:6GB
    • HDD:40GB

  3. 手順1でダウンロードしたISOファイルを、手順2で作成したVMにインストールします。詳細な手順は割愛します。

  4. いったんVMをシャットダウンした後、PowerShellを管理者権限で開いて以下のコマンドを実行し、改めてVMを起動します。
    Set-VMProcessor -VMName "EVE-NG" -ExposeVirtualizationExtensions $True
    ※ 上記の"EVE-NG"のところは、手順2で作成したVMの名前を指定してください。

最初は手順4を実行せずにEVE-NGを動かそうとしていたのですが、EVE-NGの管理画面にアクセスしてLabを作成するところまではできるものの、Labの中で作成したVMがまったく起動しない状態に陥ってしまいました。
手順4を実行せずにEVE-NGを起動しているときのCLIを確認してみると、以下のメッセージが出力されており、これがLabの中で作成したVMを起動できない原因となります。
neither Intel VT-x or AMD-V found

この問題を解決するため、手順4に記載したPowerShellのコマンドを実行することで、VMに対してNested Virtualizationを有効にしています。
今回はEVE-NGをHyper-V上のVMとして構築していますが、VM(EVE-NG)の中でさらにVMを稼働させるにはvCPUも仮想化に対応している必要があり、そのために本手順を行っているというイメージです。

VMに対してNested Virtualizationを有効にすると、起動時に出力されていたneither~のメッセージもなくなり、Labの中で作成したVMも正常に起動できるようになります。


EVE-NGからインターネット接続を許可する



これについては、個人でまとめるよりも以下のサイトを参照してもらうほうがわかりやすいと思うので、URLを紹介しておきます。
https://blog.showipintbri.com/blog/eve-ng-internet-access

埋め込まれている動画を見ながら手順に沿って設定すれば、EVE-NG内部のネットワーク構成なども理解できると思います。


まとめ



ひさびさにこういう作業をやってみましたが、なんとか無事にEVE-NGを運用することができております。自宅の学習用サーバも数年ぶりにまともに活用することができてうれしい限りです。
これからもトレーニングに継続して勤しんで、セキュリティエンジニアとして成長していきたい所存です。


その後について(2026年5月10日追記)



結局EVE-NGによる運用はやめて、ふつうにHyper-Vだけで自宅の検証環境を運用しています。
非公開にすることも考えましたが、仮想基盤の上にさらに仮想基盤を作るというおもしろい取り組みではあるので、そのナレッジとして残しておきます。

2021年12月30日木曜日

7年勤めた会社を退職しました

新卒から7年9か月勤めた会社を退職しました。
自分の気持ちを客観的に見直す意味も込めて退職エントリーを書いてみます。
具体的な会社名を出すのはあまりよろしくないと思っているので、会社はなるべく特定されないように書いてますが、たぶん見る人が見ればすぐにわかるような気もします。


振り返り



入社まで


地元の大学で数学科にいたのですが、そのとき受けた符号理論の講義がビビっときて「こんな簡単な数学で情報の信頼性が成り立つのか!」と感銘を受けました。
もともと「数学が世の中で役に立つところをこの目で見たい」という思いはあったのですが、それが情報セキュリティの分野であると確信して「情報セキュリティにかかわる理論を学び、その現場で働きたい」という目標ができて、大学院のゼミで暗号理論を学びました。

ただ、ドローカルの大学から都心に出て情報セキュリティの仕事をするのは現実には厳しいと思っていて、地元のIT企業を中心に就活をしていました。
その中で1社だけ様々なセキュリティプロダクトを扱っていて本社が東京にある大企業を受けたところ、奇跡的に内定をいただくことができて、入社しました。


これまでの業務


新入社員研修を終えて、無事に希望通りセキュリティプロダクトを扱う部署に配属されることができました。
最初の3年間はプロダクトの導入前支援をメインで行うチームに配属されて、問合せ対応や検証作業を通して技術スキルを身につけながら、導入ガイドなどのドキュメントを作成したり、販促セミナーの資料作成と講師をしたりしていました。
その後、プロダクトの導入後支援をメインで行うチームに異動して、これまでやってきた業務も継続しながら、クレームとなった障害案件が発生したときにお客様先に訪問して現地でトラブルシューティングして復旧作業を行うなどの業務をしていました。

ここ2~3年はチームリーダーやPM的な役割を担うようになり、それと並行して業務効率化に必要なインフラ整備の旗振り役をしたり、さらに本部内の情シス役としてご時世に対応すべく在宅勤務の環境整備をしたりしてました。

また、ライフワーク的業務として、インフラ構築を生業とする部署と合同で開催する新入社員(配属後)研修で、セキュリティやネットワークの基礎を教える担当の講師を6年続けておりました。
最初はありものをつぎはぎした間に合わせでしたが、毎年カリキュラムと資料を更新し続けた結果、きちんと知識が体系づけられて身につくようなカリキュラムになり、資料は全部イチから手作りしたものに置き換わりました。自分で言うのもなんですが、けっこう自信作です。

ここまで書いてきて、7年間で本当にいろいろな業務を経験することができたと実感しています。



退職の理由



拾ってもらった恩義もありますし、不満に思うことも数あれど、いいところも探せばたくさんあります。
会社としてもなんとかして現状の不満をつぶしていこうという姿勢は見えており、実際にここ数年でだいぶいろいろな改善も見られてきました。
しかし、以下2つの理由から、現在の会社で働き続けるよりも外に出たほうがよいという判断に至って転職を決意しました。


理由1:市場価値の高いセキュリティエンジニアとしてキャリアを積みたい


いろいろな理由を考えましたが、個人的な理由はすべてここに収束します。

「チームリーダー的な役割を担うようになり」と先ほど言いましたが、メイン業務はグループ企業の関係各所との調整と内部向け資料の作成でした。
いちおう各案件もなるべく見るようにはしているものの、自分で技術的な業務をできることはめったになく、いつの間にかSEとは資料エンジニアの略称となっていました。

もちろん、関係各所との調整は非常に重要ですし、こういう経験を重ねて最終的にマネジメント職となるキャリアプランも自分の中で持っていました。
ですので、若輩者の自分にこのような業務を経験させてもらったことについては感謝もしています。

しかし、セキュリティエンジニアとして必要な技術スキルがまだ発展途上のタイミングで求められる役割が変わったこともあり、予想以上に技術スキルの貯金の底がつきそうになるタイミングが早く、日進月歩の業界で埋め合わせが追いつかない実感が日々増してきました。
2~3年前までは休日の時間でAWS SAPの取得に取り組んでみたり、OPNsenseをイチから構築してみたりなどもしていましたが、ここ1~2年は土日関係なくお仕事していて技術スキルの貯金を作る時間がとれていないことも1つの要因です。

「ビジネスは信頼の貯金で成り立つ」ということは別部署に異動した先輩社員から教えていただいた大切な言葉ですが、チームメンバーや他部署から信頼の貯金を作るベースとなるはずの技術スキルの貯金が底をつきて信頼の貯金まで借金生活になる可能性がちらつくようになってしまったことに耐え切れませんでした。


他のプロダクトへの異動希望を出して、そこで再出発すればよいのでは?ということも考えました。
しかし、技術職は若手社員や派遣が手を動かしてやるものであり、経験を積んだ社員や管理職は人を動かしてナンボという考えが強いので、希望通りのことができるのも最初だけで、プロダクトについてある程度わかった時点で結局これまでと同じ業務に戻って同じ壁と対面する未来が見えています。

数年前に前の部長とどこかで話をした時に言われたこの言葉は今でも覚えています。
「管理職としてメンバーによりよい評価をつけてあげたい気持ちはある。だけど、そうすると管理職へのキャリアパスしかないから、ITエンジニアのスペシャリストとしてキャリアを積みたいメンバーとのギャップがどうしても生まれてしまう。それを承知でITエンジニアを続けてるメンバーもいるが、評価は頭打ちしてしまってどうにもならない…」
制度改革は少しずつ進んでいますが、実態はこの言葉がすべて語ってくれています。


理由2:セキュリティプロダクトをめぐる政治に疲れた


個人的な理由は先ほど述べたとおりですが、周りのメンバーや社内の雰囲気はよかったので、がんばろうと思えばがんばることもできたかもしれません。
しかし、そのがんばる気力をすべて無にしたのは、この2つ目の理由です。

まず社会人1年目に、私が初めて担当したプロダクトが何の前触れもなくいきなり他のグループ会社に持っていかれて、我々の業務が大幅に減少してしまうという経験をしました。
この経験は、いまでもすごく印象に残っています。

それから2~3年後、次は企画営業技術がいきなり別会社に分断されるという経験をしました。
同じプロダクトを扱っているにもかかわらず、会社が変わったために事業所も別れてしまい、何かしらのお伺いを立てる際にも会社間の調整が入って調整ごとが非常にやりづらい…という現場から見ると何のメリットがあるのかまったくわからない組織変更で、いまでも現状は変わっていません。
調整ごとが増えた主な原因もここにあり、現場レベル以上に管理職の負荷も目に見えて上がっていることは、今後について考える大きなきっかけとなりました。

そして今年、私も一部協力していた新しいセキュリティのサービスを作ろうというプロジェクトが、途中でいろいろあってこちら側に企画とリリースをさせるだけさせてその後の販売/サポートに入ることができず、すべて他のグループ会社に持っていかれる…というデジャブのような経験をしたのが決定打になりました。

自分の頑張りが会社にも自分にも返ってくるわけでもなく、いったい何のためにセキュリティやってるんだろう…という思いが募り、完全に折れてしまいました。
もう少し無関心に過ごしていればこんなことにならなかったのかもしれませんが、ダメでした。



転職活動をしてみて



もともと30歳までは地を這い泥水すすってでもがんばると決めてたので、そこまでは転職サイトで他社ではどんな仕事をしているのかという情報収集をしているだけだったのですが、30歳を過ぎたタイミングで実際に活動を開始しました。

実は最初に転職活動を開始してから半年くらいで某社から内定をいただいていたのですが、業務内容など今後そこで働く将来を考えたときに少しだけしっくりこなかったこともあり、内定を辞退させていただいたという過去がありました。

それから1年ほど時間が経過して転職活動を再開したときには、自分がどんな業務をしたいかということに主眼を置いて転職活動を行い、その分だけ職務経歴書を送る会社の幅は狭くなったのですが、ドンピシャの会社からオファーをいただけました。
転職するにあたり、セキュリティベンダーでセキュリティ漬けになりたいという気持ちと、AWS SAPの資格を取得していたことを評価していただいたことは素直にうれしかったです。



これから



セキュリティエンジニアとして改めてキャリアを積む機会をいただけたことに、まずは感謝したいです。
ブランクもあり技術スキルの貯金がほぼほぼなくなってしまっている状況ですので、AWSやAzureのAssociateレベルの試験を受験しながら感覚を戻していく予定です。

そして、セキュリティエンジニアとして自分がいいと思えるプロダクトを提案・構築することで世の中に貢献していき、きちんと技術と信頼の貯金を貯めることができたら、ゆくゆくはチームや組織のエンジニアリングにも改めてチャレンジしていくことができればと思います。

2021年8月11日水曜日

Intel製CPUのSpectre/Meltdown対応状況まとめ

Windows11について6月に正式に発表がありましたが、Windows11にアップグレードできるCPUとできないCPUがあるということで話題になってます。

TPM2.0の要件が取り上げられていますが、調べていくうちに、数年前に公表されたSpectre/Meltdownの脆弱性対策がされているかどうかがMicrosoft社のラインである可能性が高そう?という情報が見つかりました。

Intel製CPUだと基本的に第8世代以上であればOKというのがネット上でのざっくりとした見解のようですが、CPUによって脆弱性対策の方式はかなりバラバラで、単純に第x世代ではこれこれこういう対策がされてるとひとくくりにまとめることができないことがわかってきました。

単純にWindows11にアップグレードできればよいというだけなら脆弱性対策について細かく調べる必要もないのですが、せっかくですし自分の整理のついでに調べてわかったことをここでまとめます。


Wikipediaの情報



Wikipediaにざっくりと情報がまとまっていたので、引用してきます。
Coffee Lakeマイクロアーキテクチャ 脆弱性の対応

コードネームとCPUの紐づけができれば、この情報だけでほぼ十分な気がします。
が…Whiskey LakeとCoffee Lake Refreshについては同じコードネームでも対策の仕方が異なっているものがありそうで、よくわからないことになっています。
詳細な情報を確認するには、公式ページを確認する必要があります。


公式ページの確認方法



Wikipediaに掲載されていた情報のソースとなるIntel社の公式ページを確認してみます。
Affected Processors: Transient Execution Attacks & Related Security Issues by CPU

[Code Names or Microarchitectures]の列だけ見ても判別つきませんし、[Brand Names]の列を見ても例示されてなかったり二重表記されてたりする型番があるので結局わかりません。

どこを見て判別すればよいかというと、[CPUID]の列を見ていくことになります。
各CPUのCPUIDを調べていき、それをもとに仕分けをしていくことになります。

取り急ぎ、第8世代と第9世代のIntel製CPUについて最低限の項目だけ抜粋してきた表をここに添付しておきます。いちばん左の列がCPUIDです。

CPUIDだけ見てもなんだこれとなるかと思いますが、ざっくり以下の感じです。
(Xeonは省略してます)

806EA:Coffee Lake(第8世代 Coreシリーズ)
806EB:Whiskey Lake(第8世代 Coreシリーズ)
806EC:Whiskey Lake(第8世代 Coreシリーズ)
906EA:Coffee Lake(第8世代 Coreシリーズ)
906EB:Coffee Lake(第8世代 Core/Pentium Gold/Celeronシリーズ)
    Coffee Lake Refresh(第9世代 Pentium Gold/Celeronシリーズ)
906EC:Coffee Lake Refresh(第9世代 Coreシリーズ)
906ED:Coffee Lake Refresh(第9世代 Coreシリーズ)


まとめ



よくわからなければとりあえず第10世代以上のCPUを選んで新しくPCを組めば大丈夫です!という雑なまとめもできますが、お財布と相談して難しい場合や中古PCを購入する場合でもきちんと脆弱性対策がされているCPUか確認したうえで購入するといい買い物ができると思います。

Windows11のアップグレード対象が拡大する可能性もあると思いますが、そうでなくてもこの機会にスペックアップ/脆弱性対策も兼ねてPCを新しく調達してみるのもいいのではないでしょうか。

2020年8月10日月曜日

OPNsenseでアンチウイルスを設定する

はじめに



※説明に使用するOPNsenseのバージョンは20.7.0です。
※この記事は下記のOPNsenseのWikiページを参考にしています。
 https://docs.opnsense.org/manual/how-tos/proxyicapantivirusinternal.html


プロキシ設定


  1. 管理画面 [サービス] > [Webプロキシ] > [管理] から「全般プロキシ設定」タブにて「プロキシを有効」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。

  2. 「フォワードプロキシ」タブにて下記のように設定し、「適用」をクリックします。
    • プロキシインターフェース:LAN
    • プロキシポート:3128

  3. 管理画面 [サービス] > [Webプロキシ] > [管理] から「全般プロキシ設定」タブの右にある「▼」をクリックしてドロップダウンメニューを表示し、「ローカルキャッシュ設定」をクリックします。

  4. 「ローカルキャッシュを有効」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。

  5. 管理画面 [サービス] > [Webプロキシ] > [管理] から「フォワードプロキシ」タブの右にある「▼」をクリックしてドロップダウンメニューを表示し、「FTPプロキシ設定」をクリックします。

  6. 「フォワードプロキシ」タブにて下記のように設定し、「適用」をクリックします。
    • FTPプロキシインターフェース:LAN
    • FTPプロキシポート:2121

  7. 管理画面 [ファイアウォール] > [ルール] からプロキシなしでHTTP Webサイトを閲覧できないようにするルールを書いていきます。画面右下の「+」ボタンをクリックします。

  8. 下記の項目を入力して「保存」をクリックしてください。
    ------
    動作:拒否
    インタフェース:LAN
    プロトコル:TCP/UDP
    送信元:LANネット
    送信先ポート範囲:HTTP (from:もto:も)
    カテゴリ:Block Proxy Bypass
    説明:Block HTTP Bypass
    ------

  9. 手順7,8をくりかえし、プロキシなしでHTTPS Webサイトを閲覧できないようにするルールを書きます。(送信先ポート範囲をHTTPSとする)

  10. 手順7~9で作成した2つのルールを既存のルールより上に移動して、「変更を適用」をクリックします。




透過プロキシ設定


  1. 管理画面 [サービス] > [Webプロキシ] > [管理] から「フォワードプロキシ」タブにて「透過HTTPプロキシを有効」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。

  2. 「透過HTTPプロキシを有効」の左にある (i) アイコンをクリックし、「Add a new firewall rule」をクリックします。



  3. 下記の項目を入力して「保存」をクリックしてください。
    ------
    インタフェース:LAN
    TCP/IPバージョン:IPv4 プロトコル:TCP
    送信元:LANネット
    送信元ポート範囲:任意 (from:もto:も)
    送信先:任意
    送信先ポート範囲:HTTP (from:もto:も)
    リダイレクトターゲットIP:127.0.0.1
    リダイレクトターゲットポート:3128
    NATリフレクション:有効
    フィルタルールの関連付け:関連フィルタルールを追加
    ------

  4. 「変更を適用」をクリックします。

  5. 管理画面 [システム] > [セキュリティ] > [認証局] から「(+) 追加」をクリックします。

  6. 下記の項目を入力して「保存」をクリックしてください。
    ------
    説明名:OPNsense-SSL
    方法:内部認証局を作成
    鍵長(ビット):2048
    ダイジェストアルゴリズム:SHA256
    有効期間(日):825
    国コード:NL (Netherlands)
    都道府県:Zuid Holland
    市町村:Middelharnis
    組織:OPNsense
    電子メールアドレス:spam@opnsense.org
    コモンネーム:opnsense-ssl-ca
    ------

  7. 管理画面 [サービス] > [Webプロキシ] > [管理] から「フォワードプロキシ」タブにて「SSLインスペクションを有効」にチェックを入れ、また「使用するCA」に手順5,6で作成したCAを選択して「適用」をクリックします。

  8. 「SSLインスペクションを有効」の左にある (i) アイコンをクリックし、「Add a new firewall rule」をクリックします。

  9. 下記の項目を入力して「保存」をクリックしてください。
    ------
    インタフェース:LAN
    TCP/IPバージョン:IPv4 プロトコル:TCP
    送信元:LANネット
    送信元ポート範囲:任意 (from:もto:も)
    送信先:任意
    送信先ポート範囲:HTTPS (from:もto:も)
    リダイレクトターゲットIP:127.0.0.1
    リダイレクトターゲットポート:3129
    NATリフレクション:有効
    フィルタルールの関連付け:関連フィルタルールを追加
    ------

  10. 「変更を適用」をクリックします。


ClamAVとC-ICAPプラグインのインストール/設定


  1. 管理画面 [システム] > [ファームウェア] > [プラグイン] から「更新を確認」をクリックします。

  2. 「プラグイン」タブにて「os-clamav」の「+」をクリックしてClamAVをインストールします。

  3. 管理画面 [サービス] > [ClamAV] > [構成] から「署名をダウンロード」をクリックします。

  4. 「clamdサービスを有効」と「freshclamサービスを有効」にチェックを入れ、「保存」をクリックします。

  5. 「プラグイン」タブにて「os-c-icap」の「+」をクリックしてC-ICAPをインストールします。

  6. 管理画面 [サービス] > [C-ICAP] > [構成] から「全般」タブにて「c-icapサービスを有効」にチェックを入れ、「保存」をクリックします。

  7. 「アンチウイルス」タブにて「ClamAVを有効」にチェックを入れ、「保存」をクリックします。


ICAP設定


  1. 管理画面 [サービス] > [Webプロキシ] > [管理] から「フォワードプロキシ」タブの右にある「▼」をクリックしてドロップダウンメニューを表示し、「ICAP設定」をクリックします。

  2. 「ICAPを有効」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。


動作確認


  1. 管理画面 [システム] > [セキュリティ] > [認証局] からCA証明書をエクスポートします。



  2. クライアントのブラウザ側でプロキシの設定とCA証明書のインポートを行います。

  3. EICARのサイトにアクセスしてEICARをダウンロードしようとすると、ブロック画面が表示されます。



今後の予定



公式ガイドに載っている侵入防御(IPS)・Webフィルタ・アンチウイルスの情報を、実際に手を動かしながら日本語の手順に直しつつ発信するということをのんびり続けてきてしばらくたってますが、OPNsenseもUTMっぽくできるということを小さな範囲かもしれませんがどこかに伝わってくれればいいかなと思います。

アンチスパムは個人的にやる気ないですが、アプリケーション制御はやっておきたいということで、次からはSenseiプラグインをつっこんでいろいろ遊んでみたいです。
Senseiについて調べてみると、ほかにもマルウェアのブロックやWebフィルタもできるっぽい…?あとは今回やったような作業との比較などもしてみたいですね。

ほとんど時間がとれなくてその間にバージョンがどんどん上がる一方ですが、OPNsenseについてはしばらくこんな感じの更新ペースになりそうなことだけはご了承ください。(このご時世になってから急に忙しくなって、土日も夏休みもほとんどお仕事でマジで時間が取れない)


2020年5月6日水曜日

北海道の冬まつりめぐり+札沼線乗車(3泊4日)まとめ

夏の北海道は行ったことあるのですが、冬は行ったことなかったので行ってみました。
2月に行ったのですが、ばたばたしていて書くのがこの時期になってしまったことは反省です。

目的


  • 北海道の冬まつりめぐり
    • もんべつ流氷まつり
    • なよろ雪質日本一フェスティバル
    • 旭川冬まつり
    • さっぽろ雪まつり
  • 音威子府散策
  • 札沼線乗車

旅程


  • 1日目
    羽田空港 -(ANA375)→ 紋別空港
    紋別ターミナル -(北紋バス雄武線)→ 興部
    興部 -(名士バス興部線)→ 名寄市立病院

  • 2日目
    名寄駅 -(JR宗谷本線)→ 音威子府駅
    音威子府駅 -(JR宗谷本線)→ 旭川駅

  • 3日目
    旭川駅 -(JR函館本線)→ 滝川駅
    滝川駅前 -(中央バス滝新線)→ 新十津川役場
    新十津川駅 -(JR札沼線)→ 札幌駅

  • 4日目
    札幌駅 -(JR札沼線)→ 石狩月形駅
    月形駅前 -(中央バス月形線)→ 岩見沢ターミナル
    岩見沢駅 -(JR函館本線)→ 札幌駅
    札幌駅 -(JR千歳線)→ 新千歳空港
    新千歳空港 -(飛行機)→ 羽田空港

北海道の冬まつりめぐり



紋別→名寄→旭川→札幌とめぐってみましたが、ベストな順番でまわることができたと思います。
以下、それぞれの感想です。
  • 紋別
    飛行機は1日1便。何かアクシデントがあれば即終了でしたが、当日は天気もよく無事に飛んでくれました。
    ちょうど流氷接岸初日のタイミングで、流氷がきれいに見えたのがよかったです!
    メイン氷像は首里城でした。この大きさの氷像は他の冬まつりにはないので、見ることができてよかったです。

  • 名寄
    旅程の都合で夜の訪問となったため、とにかく寒かったです(当日は-20℃)。
    国際雪像彫刻大会を見てきたのですが、雪像のクオリティが高く、ライトアップもすごくきれいでした。
    あと、煮込みジンギスカンがおいしかったです。

  • 旭川
    雪像もよかったのですが、個人的には買物公園の氷彫刻世界大会が通りの雰囲気に合っていてすごく気に入りました。
    晩ご飯は孤独のグルメで紹介されてた自由軒に行って、五郎セットをおいしくいただきました。いいところでした。

  • 札幌
    一度は行ってみたかった雪まつりについに行くことができました。
    雪像の数もイベントの規模も他とは段違いで、とても楽しかったです!
    慣れない雪の上を何時間も歩いて翌日ひどい筋肉痛になりましたが、それもいまではいい思い出です。


音威子府散策



本当は宗谷バスの天北宗谷岬線を乗りとおそうかなと思ってたのですが、時間や体力の関係で旅行中に急きょプランを変更してこうなりました。

常盤軒で音威子府そばを食べるという目標は達成できました。とてもおいしかったです。

あと、これは現地に行って気づいたのですが、もう少し早めに行って地域バスを使えば天塩川温泉に行くことができました。
地域バスの情報は現地か役場のホームページにしか情報がないのですが、音威子府村内をまわる唯一の交通機関ですので、ここにもリンクをはっておきます。(2021年8月11日:リンクを更新)

音威子府村 地域バスについて

天北宗谷岬線乗り通しとあわせて、どこかでリベンジしたいです。


札沼線乗車



2020年5月に廃止(北海道医療大学以北)ということで、乗ってきました!

今回は記念乗車券を集めるミッションがあったため、新十津川駅、鶴沼駅、石狩月形駅に訪問する必要があるのですが、浦臼~新十津川は1日1往復しかないため旅程を組むのが難しかったです…
旅程などいろいろ勘案した結果(※)、まず下記の感じで乗りとおしてから、次の日に石狩月形駅まで行くプランにしました。

新十津川駅 -(札沼線)→ 鶴沼駅 -(徒歩)→ 鶴沼公園 -(バス)→ 浦臼駅 -(札沼線)→ 石狩当別駅 -(札沼線)→ 桑園駅

(※)石狩月形駅は冬季期間は月形樺戸博物館が閉館しているため、3時間の待ち時間がきついと判断した。

乗ってみての感想ですが、そこそこ交通量のある国道275号と並走していて意外と秘境感はなかったです。
ただ、国道にバスを通したほうが何かと都合がよさそうですし、実際に浦臼以北は滝川までバスが通ってて私も一部区間でお世話になりましたが、正直バスがあれば鉄道を通し続ける必要性はそんなに感じませんでした。


旅を終えての感想



今回もいい旅になりました。雪国初心者だったので寒さなど心配してましたが、ヒートテックとイヤーマフと専用靴のおかげでなんとか耐えることができました。(それでも寒かったですけど…)
宗谷本線は来年3月に一気に駅が廃止される見込みですが、まだまだやりたいことがたくさんあるので、駅が残っているうちにまた旅行しに行きます!

2019年12月1日日曜日

秋の一人旅2019まとめ

やってきました毎年恒例秋の一人旅シリーズ。
昨年は軽く湯布院に行ってきたのですが、今年もなかなか楽しめました。

目的地


  • 寒霞渓
  • 姫路城
  • 有馬温泉
  • 奈良公園(春日大社・東大寺・正倉院・興福寺)


1日目


  • 旅程

    東京駅 22:00 ー(サンライズ瀬戸)→ 8:07 高松駅

  • 当初の予定

    本来であれば7:27に高松駅に着くはずなのですが…まさかの40分遅れ…

  • 旅程のポイント

    今回の旅程を考えると姫路で降りるのもいいかもしれませんが、そうすると朝が早すぎるので高松まで乗りとおしてサンライズの中でゆっくりするのがいいと思います。
    あと、列車から見える瀬戸大橋の景色も素晴らしいので、そこも必見です。

  • いろいろな感想

    サンライズはいいぞ。


2日目


  • 旅程

    高松港 9:30 ー(内海フェリー)→ 10:40 草壁港
    草壁港 12:40 ー(オリーブバス神懸線)→ 12:54 紅雲亭
    紅雲亭 14:00 ー(オリーブバス神懸線)→ 14:14 草壁港
    草壁港 14:44 ー(オリーブバス)→ 15:15 福田港
    福田港 15:30 ー(フェリー)→ 17:10 姫路港

  • 当初の予定

    当初は8:02のフェリーか8:25の高速船で9時過ぎには小豆島(土庄港)に着く計画をたてていました。
    しかし、サンライズがまさかまさかの40分遅れということで高松駅に着いたのが8時過ぎになってしまい、この計画は実現できなくなりました。
    そこで、小豆島上陸プランを考えていた時に最終手段として用意していた草壁港着予定のフェリーに乗船しました。

  • 旅程のポイント

    いま述べたところも重要なとこなのですが、もう一つ重要なのは寒霞渓に行く時間です。
    11:00草壁港発の神懸線がちょうどいい時刻にいるのですが、フェリーの乗客がそのまま一気に乗り込むことが想定されます(実際そうなってました)。
    そこで、いったん近く(?)のオリーブ公園を散策してから、草壁港着のフェリーがつかない時間に出発する次のバスに乗り込もうと計画してました。
    このプランはなかなかうまいこといったので、今後もお勧めできます。

  • いろいろな感想

    寒霞渓は日本三大渓谷美に数えられる紅葉の名所だけあって、本当にいい景色でした!
    姫路城はちょうどやっていたナイトウォークに行ってきました。夜のライトアップされた姫路城もなかなかいいものです。


3日目


  • 旅程

    姫路駅→舞子駅→三ノ宮駅→有馬温泉駅

  • 当初の予定

    早起きできれば鳴門海峡も見ておこうかなと前日までは思っていたのですが、それをするくらいなら姫路と有馬温泉でのんびりしたいという考えに変わってこうなりました。

  • 旅程のポイント

    ポイントというより反省ですが、山陽電鉄をもっと活用すればよかったです。
    姫路も舞子公園も通りますし、新開地で神戸電鉄に乗り換えることができるので、道中がもう少し楽になったかもしれません。
    (あと、翌日に三宮まで同じルートを通ることになるというのも避けることができる)

  • いろいろな感想

    姫路ではモーニングにアーモンドトーストをいただきましたが、ピーナッツバターとはまたちょっと違う味わいでこれがとてもおいしいです。
    また、姫路城も改めて見てきましたが、白鷺城と呼ばれるだけあってかなり白くてきれいなお城でした。
    有馬温泉は、温泉街の雰囲気もそうですが、何より温泉そのものがすごくよかったです。金の湯も銀の湯もしっかり入ってきましたが、どちらもいい湯でした!


4日目


  • 旅程

    有馬温泉駅→三宮駅→近鉄奈良駅→大阪難波駅→新大阪駅→東京

  • 当初の予定

    時間があれば法隆寺などにも行ってみたいと思っていたのですが、奈良公園だけで時間を思い切り使ってしまいましたので断念しました。

  • 旅程のポイント

    三宮まで出れば、阪神・近鉄直通電車で80分ほどで奈良まで行けるので、これが非常に便利です。てかかなり近いですね。
    奈良からは京都に行くことも大阪に行くこともできますが、私はなんばで少しだけ遊びたかったので大阪方面に行ってから帰りました。

  • いろいろな感想

    奈良公園は割と駆け足で回ったつもりだったのですが、見るべきものが多すぎて予想以上に時間を使いました。逆に平城京の何もない感じは驚きました。
    奈良はまだまだ回るべきところがたくさんあるので、今後もどこかで行きたいですね。


旅を終えての感想



今回もいい旅になりました。最初から電車が遅れてスケジュールがかなり流動的になりましたが、それも旅の醍醐味というものです。
奈良にもまた行ってみたいですが、個人的には有馬温泉がいちばん気に入りました。温泉が本当によかったです。神戸の街から近いので、来年また行きたいです。

2019年7月13日土曜日

HP EliteBook 2540p を買ってみた

外でもパソコンを持ち歩いて資料作成とかプログラミングとかできたらいいなあと近ごろ思うようになりまして。
秋葉原にでも行けば1万円くらいでCPUはAtom x5-Z8500、RAMは4GBくらいのそこそこスペックのWin10タブレットも手に入るのですが、それだと面白くありません。
ここはジャンクでおもしろいものを発掘してカスタムしていくのが楽しみというものです。

というわけでいろいろ探していたら、出張で行った先の中古PCショップでよさげなものを見つけたので、ビビっときて買いました!


買ったもの



タイトルの通り、購入したものは「HP EliteBook 2540p」です。ちょっと分厚いですが、重さは1.53kgとまあまあの軽さです。スペックとしては下記のような感じでした。

  • OS:なし(Windows 7 Professionalのライセンスキー付き)
  • CPU:Intel Core i7-640LM
  • RAM:4GB
  • HDD:250GB
  • ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
  • 液晶:12.1インチ、1280×800
  • 無線LAN:802.11a/b/g/n

へこみが1か所あるなど少し外装は使用感がありましたが、個人的には気にならないレベルでした。消しゴムをかければだいたいきれいになります。

OSはインストールされていませんでしたが、ライセンスキーがついているので全く問題ないです。Hyper-Vが使えるProfessionalというのがポイント高いです。

CPUはなんとCore i7です!ロマンにあふれています。第1世代なのでその後の世代と比べてスペックはそれほどでもありませんが、十分使えます。

そして気になるお値段は、なんと税込み5,980円!CPU/RAM/HDDがそろってこのお値段…買う以外ありえませんでした。


SSD化計画



なかなかいいじゃんと思ったのもつかの間、Windows7をインストールしてみて数日後、起動時に「1720 - Smart Hard Drive Detects Imminent Failure」エラーが出るようになりました。
いちおうそのまま使おうと思えば使えたのですが、さすがにいつ壊れるとも知らないものを使い続けるのもどうかと思ったので(もともとジャンクですし)、この機にSSD化にチャレンジしました。

しかし、大変なのはここからです。

このPCはmicroSATAの1.8インチHDDを使っています。こんなの見たことありません。しかも端子が90度直角なのでL型コネクタ必須です。なんだこの変態。
というわけで、普通の2.5インチSSD(HDD)を買ってきてもこのPCには使えません\(^o^)/

あれこれ調べてみたところ、mSATAのSSDにmSATA→microSATAの変換コネクタをかませることでSSD化した先人が何人かいらっしゃることがわかりました。
しかし、もとのHDDよりは幾分マシですが、これはこれでどちらも入手困難です。いろいろ探して下記のものを買いました。

  • SSD:SE800 256GB。税込3,980円。秋葉原で購入
  • 変換コネクタ:KINGSPEC製?税込710円。Amazonで購入

これに加えてL型コネクタまで探さねばならなかったらさすがにやる気なくしてました。購入時にHDDがくっついていなかったら間違いなくアウトでしたね…これは助かりました。
いやー、SSDもずいぶん安くなりましたね。

さて、部品さえそろえば取り付けるだけです。作業は簡単に終わりました。これでサクサク動きます。


Windows10化計画



ここまででも十分なのですが、せっかくなので今後もサポートされるWindows10にしていきます。
まだ無償アップグレードはできるので、Media Creation Toolを使ってアップグレードしていきます。

注意すべき点は、初期ビルドのツールを使うといいってことくらいでしょうか(YouTubeで学んだ)
というわけで、こちらの作業も難なく終わり、Windows10化も成功です。


まとめ



まとめというものも特にないのですが、1万円くらいでなかなか満足のいくものができたので、今後お外で活躍させていきたいです。


その後について(2021年8月10日追記)



実際に1年くらい外で活躍してくれましたが、より持ち運びに便利なMacbook Airのジャンクを購入したことによりお役御免となりました。
現在は会社の先輩に譲って、第三のPC生を送ってくれてると思います。