2017年1月8日日曜日

OPNsenseをVMware Workstationにインストールする


年末に、ネットワークのお勉強をするためにOPNsenseをVMwareにインストールしていろいろ遊んでみようと思い立ちまして。。。

今回は、実際にインストールして最低限の設定をするまでの手順をまとめてみました。

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1. 下記のページからミラーサイトを選択し、BZ2ファイルをダウンロードします。
   <OPNsense ダウンロードページ>
   https://opnsense.org/download/

   私の場合は、日本から近い中国のミラーサイト([China]-[Aivian])を選択し、「OPNsense-16.7-OpenSSL-cdrom-amd64.iso.bz2」ダウンロードしました。


2. BZ2ファイルを解凍し、ISOファイルを適当な場所に保存します。


3. VMware Workstationを起動して、[新規仮想マシンの作成]をクリックします。


4. 仮想マシンを作成します。
   (注)最初に「後でOSをインストール」を選択した場合、ゲストOSは「その他」から「FreeBSD 64ビット」を選択してください。また、ディスク容量の指定の際に、最大サイズは8GB以上とし(デフォルトは20GBなのでそのままでよい)、「仮想ディスクを単一ファイルとして格納」を選択してください。


5. 仮想マシン作成後、作成した仮想マシンを選択し「仮想マシン設定の編集」をクリックします。


6. 「ハードウェア」タブから「メモリ」を選択し、メモリサイズを「1GB」以上に設定します。
   (注)ここでデフォルトの256MBのままインストールしようとすると、インストール中に下記のようなエラーメッセージ(Execution of the command …)が表示されます。



7. [追加]ボタンをクリックし、ネットワークアダプタを1つ追加します。


8. 「ネットワークアダプタ」の設定を「カスタム(VMnet2)」(0/1/8以外ならなんでもよい)、「ネットワークアダプタ2」の設定を「ブリッジ」または「NAT」に変更します。これで仮想マシンの設定は完了です。
   (注)「ネットワークアダプタ」がLAN側のNIC、「ネットワークアダプタ2」がインターネット側のNICとなります。


9. 仮想マシンをパワーオンして、OPNsenseのインストールを行います。
   (注)本当はここを細かく書くべきなのでしょうが…基本的に黒い画面の時はそのまま時間経過を待って放置で、青い画面の時に何か選択する画面になったら「Enter」を押し続けていれば問題なくインストールできます。


10. 下記のような画面が表示されたら、インストール成功です。



ただし、このままではGUIから操作できないので、ネットワークアダプタを「カスタム(Vmnet2)」(OPNsenseのLAN側NICと合わせる)としたクライアント仮想マシン(以下クライアント)を適当に作りましょう。ここからは、クライアントを作成した前提で説明します。


11. クライアント側のネットワーク設定を行います。
    192.168.1.0/24のセグメントで適当なIPアドレスを固定してあげれば問題ないです。


12. クライアントでブラウザを起動し、「https://192.168.1.1/」にアクセスします。


13. OPNsenseにログインします。ユーザ名は「root」、パスワードは「opnsense」です。


14. 初期状態だとウィザードが立ち上がるので、インターネットにアクセスできるよう設定を行ってください。ちなみに、私が行った設定は下記のとおりです:
    <設定>
    ・プライマリDNSサーバ:8.8.8.8
    ・NTPサーバ:ntp.jst.mfeed.ad.jp
    ・タイムゾーン:Asia/Tokyo
    ・WANインターフェース:DHCP


15. 以上で最低限の設定は完了です。あとは遊び倒すだけ!

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駆け足になってしまいましたが、こんな感じで伝わるでしょうか…

私のほうでもこれからどんなことができるのか、OPNsenseを遊び倒してみたいと思います。

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