本日参加してきたので、忘れないうちに感想をしたためておきます。
まず、率直に言って、参加してすごくよかったです!
AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナルにこそ認定されているもののお仕事で触る機会はまったくないため、こういうイベントに参加しない限りAWSの最新情報をアップデートできないと意を決して参加したのですが、大正解でした。
参加したすべてのセッションから得るものが多すぎました。
AWSを使ってこんなことができる!という実例をこれでもかと見せつけられました。
私はこれまでクラウドに対する認識が甘かったと反省しています。
インフラエンジニアがやっていくことの延長線とか進化版とか適当に思っていた時期がありましたが、今後このようなことはもう思えません。
クラウドは、業務の専門性に関係なく技術者であれば今後だれもが簡単に触れなければならないプラットフォームなのだと強く確信しました。
こんなにたくさん進んだ最新技術があるのに、何故私はこのどれにも触ることができていないのだと心から悔しく思っています。一緒に危機感もあります。
もろもろの都合によりTechのお仕事がほとんどできない状況となり、自分の技術力の低下を実感し始めてきた状況において、さらに時代から取り残されていく感じがすごくあります。
焦りすぎはよくないとよく言われますが、これを見て焦らないほうが問題だと思います。
いったんここまでにしますが、今回のイベントに参加して自分の価値観がいい方向に向いたかなとは思います。
今年は人生が変わる1年というのがテーマなので、技術者として技術力を上げることができるようなチャレンジを今後も継続していきたいです。
2019年2月24日日曜日
2019年2月10日日曜日
OPNsense19.1をVMware Workstationにインストールする
はじめに
いつの間にかOPNsenseもバージョン19.1になっていました。
バージョン16.7のインストール手順についてはだいぶ前に書いてるのですが、少し手順も変わってますし、あと見やすくまとめたいということで、改めてイチから書き直してみました。
ISOファイルのダウンロード
- 下記のページからミラーサイトを選択し、BZ2ファイルをダウンロードします。
https://opnsense.org/download/ - Architecture: amd64
- Select the image type: dvd
- Mirror Location: Taiwan Dept. of CSE, Yuan Ze University
- BZ2ファイルを解凍し、ISOファイルを適当な場所に保存します。
VMware Workstationで仮想マシンを作成
- VMware Workstationを起動して「新規仮想マシンの作成」をクリックします。
- ウィザードにそって仮想マシンを作成します。途中では下記の項目を選択してください。
- 後でOSをインストール
- ゲストOS:その他、バージョン:FreeBSD 64ビット
- ディスク最大サイズ(GB):20.0 (最低8GB)、仮想ディスクを単一ファイルをして格納
- 仮想マシン作成後、作成した仮想マシンを選択し「仮想マシン設定の編集」をクリックします。
- 「ハードウェア」タブにて「メモリ」を選択し、メモリサイズを「1GB」以上に設定します。
- デフォルトの256MBのままだとインストールに失敗します。
- 「追加」ボタンをクリックし、ネットワークアダプタを1つ追加します。
- 「ネットワークアダプタ」の設定を「カスタム(VMnet2)」(0/1/8以外ならなんでもよい)、「ネットワークアダプタ2」の設定を「ブリッジ」または「NAT」に変更します。
- 「ネットワークアダプタ」がLAN側のNIC、「ネットワークアダプタ2」がインターネット側のNICとなります。
- 「CD/DVD(IDE)」にて「ISOイメージファイルを使用する」を選択し、ダウンロードしておいたISOファイルを選択します。
- 「OK」をクリックします。これで仮想マシンの設定は完了です。
仮想マシンにOPNsense19.1をインストール
- 仮想マシンをパワーオンします。
- そのまま時間経過を待って放置しているとCLIのログイン画面が表示されるので、下記の情報でログインします。
- ユーザー名:installer
- パスワード:opnsense
- 青い画面になってインストールが始まります。何か選択する画面になったら何も考えずに「Enter」を押していけば問題なくインストールできます。
- 最後に再起動したらインストール完了です。


GUIから初期設定
- ネットワークアダプタを「カスタム(Vmnet2)」(OPNsenseのLAN側NICと合わせてください)としたクライアント仮想マシン(以下クライアント)を適当に作成します。
- クライアント側のネットワーク設定を行います。192.168.1.0/24のセグメントで適当なIPアドレスを固定してあげれば問題ないです。
- クライアントでブラウザを起動して「https://192.168.1.1/」にアクセスします。
- 下記の情報でOPNsenseにログインします。
- ユーザー名:root
- パスワード:opnsense
- 初期状態だとウィザードが立ち上がるので、インターネットにアクセスできるよう設定を行います。私が行った設定を参考までに記載しておきます。
- プライマリDNSサーバ:8.8.8.8
- NTPサーバ:ntp.jst.mfeed.ad.jp
- タイムゾーン:Asia/Tokyo
- WANインターフェース:DHCP
- 以上で最低限の設定は完了です。あとは遊び倒すだけ!
2019年2月3日日曜日
クラウド未経験から2か月でAWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル認定試験に合格した話
タイトルの通りです。詐欺じゃないです。これを書いている本人がいちばん驚いてます。
何故AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル(以下AWS SAP)認定を目指そうと思ったのか、どのように学習したのか、などなどまとめていきます。
ネットワークエンジニアを4年ほどしています。情報セキュリティスペシャリストは合格してますが、その後2年連続でネットワークスペシャリストは不合格(午後II)…というくらいのレベルです。
クラウドについてはまったくの未経験者です。
学習する前の知識としては、クラウドに移行することでサーバレスになる、AWS/Azure/GCPが有名である、というくらいのことしか知らず、実際に触ったことは業務でもプライベートでもありません。
受験のきっかけの前にちょっとだけ説明しておきます。
アソシエイト試験に合格してからでないとプロフェッショナル試験は受験できないのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
確かに実際そうだったのですが、2018年8月(くらいだった気がする)から制度が変わっていきなりプロフェッショナル試験を受験できるようになりました。
とは言っても、もちろんアソシエイト試験には合格できるだけのレベルがないと、プロフェッショナル試験をいきなり受験しても合格できるはずがありません。
そのため、未経験者ならば最初はアソシエイト試験からチャレンジしましょうと普通はどこに行っても誰に聞いてもおすすめされるかと思います。至極全うです。
ネットワークエンジニアといいながら最近は社内の調整ごとばかりであまり技術的なお仕事ができていないし、そもそも個人的にネットワークに苦手意識を感じる…ということで何かしっかりと学びたいと思っていました。
そんな時、仲の良い転職した先輩がAWS SAP認定試験に合格して、そのとき使ってた教材で学習してAWS SAPを受験することをその先輩から勧められました。
先ほど普通はアソシエイト試験からと言ったばかりですが、下記の理由からこの先輩からはいきなりプロフェッショナル試験を受験することを勧められました。
ネットワークの世界では、現在も今後もクラウドは避けては通れないものとなっています。
この機にクラウドのデファクトスタンダードであるAWSを学習することは非常に有意義だと確信しました。
ということで、2018年11月からAWS SAP認定に向けてお勉強を始めました。
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
そもそもAWSにはどのようなサービスがあるのか、リージョンやAZとは何かなど基礎的なところからまったくわかっていない未経験者なので、問題を解く前にまずは基礎を固める必要があります。
全部読むとなかなかしんどいのですが、幸いなことに特に大切なところをまとめたものを先輩からいただくことができたので、要点を絞って学習することができました。
資料の中でどうにもわからないようなところがあれば、ググってより詳細な公式資料を探して調べました。
これを読み切ってAWSの基礎を学んだと言えるまでに1か月かかりました。
https://www.whizlabs.com/aws-solutions-architect-professional/
これがあったからAWS SAPに合格できました。これがなければ間違いなく詰んでました。進研ゼミもびっくりの問題的中率です。
AWSクラウドサービス活用資料集をひととおり学習した後、問題集(400問くらい)を1か月で4周して正答率を8~9割まで上げて、本番に挑みました。
平日はお仕事でまったく時間をさけなかったので、休みの日に早朝から夕方まで某オフィス街のファミレスにこもるという学生みたいなことをしてなんとかお勉強してました。
学習時間はすごくアバウトですが、基礎の学習に30時間、問題演習に50時間くらいです。
ちょっと話は変わりますが、休日のオフィス街はかなりお勉強がはかどるのでお勧めです。
人が少なくて静かだということもありますが、一般的に混雑する時間になっても満席にならないので長居しても怒られたことがありません(裏でどう思われてるかはわかりませんが…)。
定時退社が余裕な人は平日にお勉強しておけば休日は休日らしく過ごせるので、たぶんそっちのほうがいいのではないでしょうか。
私は定時退社余裕などとのたまえるようなことはここ数年ないのでよくわかりませんが。どうなんでしょう。
総合成績:76%
1.0 High Availability and Business Continuity: 54%
2.0 Costing: 100%
3.0 Deployment Management: 71%
4.0 Network Design: 42%
5.0 Data Storage: 100%
6.0 Security: 78%
7.0 Scalability & Elasticity: 72%
8.0 Cloud Migration & Hybrid Architecture: 100%
高可用性と事業継続性(54%)、ネットワーク設計(42%)の2つが割と低めです。
実際に手を動かして体得するということができなかったので、AWSを活用した設計イメージをうまく描けなかったことが原因だと思います。
ほかのところは詰め込み学習の知識でなんとか解けました。
無事に合格した時の達成感と試験前日の緊張感をあれほどまでに感じたのは本当にひさびさでした。がんばってよかったです。
この2か月でクラウドやAWSの知識はもちろんですが、ネットワークの知識もアップデートできた気がします。
どうすれば最適なネットワーク環境を構築できるのか、学習しながらひたすらトレーニングしていました(その割にはネットワーク設計のスコアが低いですけど…)。
だいたいの人であれば次はDevOpsエンジニア-プロフェッショナルを目指すのでしょうが、私がAWS SAP認定に向けて学習していたのはこのままお仕事の幅をクラウドに広げていくためではなくてあくまでネットワークエンジニアとしての教養を高めるということが目的でしたので、気が向かない限りクラウドに関連する資格はしばらく受験する予定はないです。
今回AWS SAP認定を受けたことで、実際にクラウドに関する業務に携わったことはないですがネットワークエンジニアとしてこれまでやってきたという証は残せたのかなと思います。
今後のもろもろの活動にあたり大きくはずみがついたので、来年も頑張ります。
何故AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル(以下AWS SAP)認定を目指そうと思ったのか、どのように学習したのか、などなどまとめていきます。
私のバックグラウンド
ネットワークエンジニアを4年ほどしています。情報セキュリティスペシャリストは合格してますが、その後2年連続でネットワークスペシャリストは不合格(午後II)…というくらいのレベルです。
クラウドについてはまったくの未経験者です。
学習する前の知識としては、クラウドに移行することでサーバレスになる、AWS/Azure/GCPが有名である、というくらいのことしか知らず、実際に触ったことは業務でもプライベートでもありません。
AWS認定試験の受験制度について
受験のきっかけの前にちょっとだけ説明しておきます。
アソシエイト試験に合格してからでないとプロフェッショナル試験は受験できないのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
確かに実際そうだったのですが、2018年8月(くらいだった気がする)から制度が変わっていきなりプロフェッショナル試験を受験できるようになりました。
とは言っても、もちろんアソシエイト試験には合格できるだけのレベルがないと、プロフェッショナル試験をいきなり受験しても合格できるはずがありません。
そのため、未経験者ならば最初はアソシエイト試験からチャレンジしましょうと普通はどこに行っても誰に聞いてもおすすめされるかと思います。至極全うです。
受験のきっかけ
ネットワークエンジニアといいながら最近は社内の調整ごとばかりであまり技術的なお仕事ができていないし、そもそも個人的にネットワークに苦手意識を感じる…ということで何かしっかりと学びたいと思っていました。
そんな時、仲の良い転職した先輩がAWS SAP認定試験に合格して、そのとき使ってた教材で学習してAWS SAPを受験することをその先輩から勧められました。
先ほど普通はアソシエイト試験からと言ったばかりですが、下記の理由からこの先輩からはいきなりプロフェッショナル試験を受験することを勧められました。
- 2018年8月以降、旧バージョンのAWSソリューションアーキテクトアソシエイト(以下AWS SAA)を受験できなくなり、AWS SAAの難易度が上がった
- AWS SAAが改訂されたことで、AWS SAPも近いうちに改訂されて難易度が上がるかもしれない
- 問題集の持ち合わせがないAWS SAAよりむしろAWS SAPのほうが対策しやすい
- 単純にアソシエイト試験よりもプロフェッショナル試験に合格したほうがすごいし、周りの評価もいい
ネットワークの世界では、現在も今後もクラウドは避けては通れないものとなっています。
この機にクラウドのデファクトスタンダードであるAWSを学習することは非常に有意義だと確信しました。
ということで、2018年11月からAWS SAP認定に向けてお勉強を始めました。
使った教材その1:AWSクラウドサービス活用資料集
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
そもそもAWSにはどのようなサービスがあるのか、リージョンやAZとは何かなど基礎的なところからまったくわかっていない未経験者なので、問題を解く前にまずは基礎を固める必要があります。
全部読むとなかなかしんどいのですが、幸いなことに特に大切なところをまとめたものを先輩からいただくことができたので、要点を絞って学習することができました。
資料の中でどうにもわからないようなところがあれば、ググってより詳細な公式資料を探して調べました。
これを読み切ってAWSの基礎を学んだと言えるまでに1か月かかりました。
使った教材その2:Whizlabsの問題集
https://www.whizlabs.com/aws-solutions-architect-professional/
これがあったからAWS SAPに合格できました。これがなければ間違いなく詰んでました。進研ゼミもびっくりの問題的中率です。
AWSクラウドサービス活用資料集をひととおり学習した後、問題集(400問くらい)を1か月で4周して正答率を8~9割まで上げて、本番に挑みました。
学習方法と学習時間
平日はお仕事でまったく時間をさけなかったので、休みの日に早朝から夕方まで某オフィス街のファミレスにこもるという学生みたいなことをしてなんとかお勉強してました。
学習時間はすごくアバウトですが、基礎の学習に30時間、問題演習に50時間くらいです。
ちょっと話は変わりますが、休日のオフィス街はかなりお勉強がはかどるのでお勧めです。
人が少なくて静かだということもありますが、一般的に混雑する時間になっても満席にならないので長居しても怒られたことがありません(裏でどう思われてるかはわかりませんが…)。
定時退社が余裕な人は平日にお勉強しておけば休日は休日らしく過ごせるので、たぶんそっちのほうがいいのではないでしょうか。
私は定時退社余裕などとのたまえるようなことはここ数年ないのでよくわかりませんが。どうなんでしょう。
結果
総合成績:76%
1.0 High Availability and Business Continuity: 54%
2.0 Costing: 100%
3.0 Deployment Management: 71%
4.0 Network Design: 42%
5.0 Data Storage: 100%
6.0 Security: 78%
7.0 Scalability & Elasticity: 72%
8.0 Cloud Migration & Hybrid Architecture: 100%
高可用性と事業継続性(54%)、ネットワーク設計(42%)の2つが割と低めです。
実際に手を動かして体得するということができなかったので、AWSを活用した設計イメージをうまく描けなかったことが原因だと思います。
ほかのところは詰め込み学習の知識でなんとか解けました。
所感
無事に合格した時の達成感と試験前日の緊張感をあれほどまでに感じたのは本当にひさびさでした。がんばってよかったです。
この2か月でクラウドやAWSの知識はもちろんですが、ネットワークの知識もアップデートできた気がします。
どうすれば最適なネットワーク環境を構築できるのか、学習しながらひたすらトレーニングしていました(その割にはネットワーク設計のスコアが低いですけど…)。
だいたいの人であれば次はDevOpsエンジニア-プロフェッショナルを目指すのでしょうが、私がAWS SAP認定に向けて学習していたのはこのままお仕事の幅をクラウドに広げていくためではなくてあくまでネットワークエンジニアとしての教養を高めるということが目的でしたので、気が向かない限りクラウドに関連する資格はしばらく受験する予定はないです。
今回AWS SAP認定を受けたことで、実際にクラウドに関する業務に携わったことはないですがネットワークエンジニアとしてこれまでやってきたという証は残せたのかなと思います。
今後のもろもろの活動にあたり大きくはずみがついたので、来年も頑張ります。
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